南房総でシンプル田舎暮らし

南房総に移住を計画中の中高年夫婦の暮らしを綴ります。

酵素風呂 悠友庵(ゆうゆうあん)

 

 

 

f:id:littleslope:20160606125153j:plain

f:id:littleslope:20160606125159j:plain

酵素風呂デトックス

 

三浦半島に住んでいた時、オーガニックな人の間で酵素風呂が静かなブームでした。

実は住んでいた家の近くにも「ヒノキ酵素風呂」なる看板を掲げる1軒屋があったのですが、やっているのかやっていないのかわからないような様子で不思議に思っていました。

 

その酵素風呂、引っ越した君津にあったのです。こちらのサイトから知りました。

 

初めて行ったのは去年の夏。たどり着けるのか、心配になってくるような山の中にあります。

 

オーナーの遠藤さんは30年以上袖ヶ浦でヨガを教えています。食と健康も勉強されている深い知識を持ちながら、謙虚で優しい人です。大好き!

 

米糠と裏のスギ林から伐採した杉やヒノキのおがくず、などを入れた床を発酵させます。発酵した床は自然発熱して40〜60度になるそう。

 

専用の衣服(木綿のフード付きの上着とパンツ)に更衣室で着替えて「さあ、こちらにどうぞ」と酵素床にスコップでクボミをつけた場所に仰向けに寝ます。

遠藤さんがスコップで体の上に酵素床をかけていきます。顔にもガーゼをかぶせて酵素床をかけます。

 

10分もすると汗がじんわり。途中で数回、お水をくれます。美味しい井戸水です。

 

酵素風呂は発汗するだけでなく、酵素に含まれるミネラルやビタミンなどの成分が毛穴からも吸収されます。汗で毒素を排出し、発酵成分が体に取り込まれるという。

 

45分から1時間、その人の体調に合わせて時間は決めてくれます。「さあ、上がりましょうか」と言われ、自分で酵素床だらけの出で立ちでそのまま椅子の置いてある場所へ。

 

坊主頭の尼さんのようなキヨさんが「はい、立ってください!」「はいこちらを向いてください!」とテキパキとホウキで衣服についた酵素床を払います。

 

シャワーがあるのでそこでシャワーを浴びて着替えます。シャワー室には「今日は石鹸で体を洗わないでください」という張り紙が。せっかくの効能が石鹸で洗い流されると効果がないそうです。

 

シャワーを浴びて出ると、テーブルにお茶と軽食が用意されています。

 

こちらも楽しみの一つ。自家栽培の野菜の料理でキヨさんのお手製です。毎回滋味溢れる料理と自然茶がデトックスした体に染み渡ります。

 

岩盤浴同様、短時間で大量の汗をかき、終わった後はすっきり。なぜか頭もすっきり。

 

外に出ると新緑の爽やかな風がそよぎ、ああ、いい気持ち。