夏の日本酒
寿萬亀 「夏の一献(なつのいっこん)」
日本酒初心者としては、蒸し暑い日本の夏に飲む酒は何がいいだろうかと。
先日、居酒屋で飲んだコレは珍しい発泡日本酒。よくある発泡日本酒は炭酸ガスを注入しているのですが、これは瓶内発泡させているもので、グラスに注いだ時の泡の立ち方はまさにシャンパンでした。
飲み口もすっきりとドライでこれは美味しい!
そしてもう一つ、夏にオススメの日本酒。「夏の一献」。
実はおばちゃん、「一献」を「いっけん」と今まで読んでいました(汗)
お恥ずかしや、、、。
鴨川にある創業270年の酒造、「亀田酒造」。「寿萬亀」というブランドが有名で数多く受賞もしています。
この亀田酒造の特徴は、「通年醸造」。
「なんやそれ?」(なぜか急に関西弁になりますが)って思いますよね。
はい、ご説明しましょう。受け売りですが。
お酒を造る人「杜氏(とうじ)」という仕事はかつては、冬の農家の男性の出稼ぎの仕事だったのですね。米を収穫した晩秋から米を仕込み終える春までの間、住み込みで酒造りをしたそうです。
今でも地方の小さな酒蔵は酒の仕込みの期間だけ杜氏を雇うという。ですので、酒の仕込みは冬だけだったのです。
大手酒造メーカーはもちろん温度管理など機械による品質管理ができるので、1年中お酒を作っています。
話は戻りますが、鴨川の亀田酒造は、杜氏が社員でいるため、一年中酒造りができるのです。
そして夏用のしぼりたての酒「夏の一献」が毎年、季節限定商品で出るそうです。
しぼりたての原酒。アルコール度数は17度と高いので、是非オンザロックで、と杜氏のお話。
ならばと今宵の一献はオンザロックで。
氷が溶けるにつれ、まろやかな味わいになり、なおかつドライですっきりした飲み心地。
夏の日本酒にオススメです。