そもそもなぜ房総に来たのか 2
さてさて無収入のだんなはどうしたものやら。
「警備員だってなんだってやればいいじゃない」「つとめ先を探すのじゃなくてなんか自分で趣味でも始めれば」「家でPCの前に座って一日過ごすのはよくないよね」
毎日のようにだんなを攻める私。お互いにストレスが溜まって行く日々。
3食ご飯を作っているのも私のストレスになってきた日々でした。
そんな日々、バス通りで見かける小さなカフェに「貸し店舗」の張り紙が。
「そうだ、店をやろう!」
そして2013年の春、飲食店を始めたのでした。
「店やるけど一緒にやる?家にいるより人に会った方がいいんじゃない?」
主人の社会復帰の意味も兼ねて。少しずつ意識を変えて行ってほしかったのかも知れません。まだ人生長いのですから、会社員と違う生活、生き甲斐を模索してほしかったのです。
店は大変だけどお客さんは毎日来てくれました。台風の日も雪の日も、一人もお客さんが来ない日はありませんでした。
主人も慣れない飲食店で大変そうでしたが、マイペースでお客さんとの会話も楽しむ余裕も出てきました。
でも私の体力が続かなかった。。。
朝早くから仕込みに入り、人もピークで7人雇用し、体力的にも経営を管理するメンタル的にも日々疲労は溜まっていき、1年経過したところで、身体がアラームを出し始めたのです。
続く
そもそもなぜ房総に来たのか
ここ数年の経緯を振り返ってみることにした。
三浦半島から房総半島に主人と犬1匹と引っ越したのは去年の6月。
そもそもなんで引っ越したのか、、、
10年前に三浦半島に土地を購入、家を建て、当時主人は都内の外資系企業に勤務していました。
引っ越して5年ほどで主人がいわゆるレイオフに合い、転職したものの、再びレイオフに合ったときには主人は60歳を超え、年齢が理由で雇用がない!
会社は世にいうITバブルの波に乗ることができ、ただ真面目に勤務しているサラリーマンの主人は50代半ばが役職も収入もピーク。
その時がピークだとは考えてもみなかったという主人。
海の見える土地にすてきな家を建て、雑誌やTVロケにも使われるような眺望とすてきな住まいを経験できました。
もともと食べる事が大好きだった私は、三浦半島の地元の食材を使って料理が楽しくなり、地元の友人に声をかけてもらってケータリングの仕事をボチボチ始めていた。
主人は就職が決まらない。それでも会社員しかできないからと、応募するも面接にも至らない。条件を下げていっても、今度は年齢で正社員の雇用がない。
どげんかせんといかん!!でも主人はのんきに構えている、、、。
続く
大山千枚田
[大山千枚田に行って来た]
鴨川にある棚田のある里山風景は静かにゆっくりと時間が流れていました。
鴨川に棚田があり、主人を引っぱり出し(主人は実は田舎暮らしに興味が薄いのですよ)行ってきました。
住む君津から山合いの道を抜け、「君鴨トンネル」(君津と鴨川の市境ですね。まんまのネーミング!)を抜けるとそこは鴨川市。家から1時間でした。
ちょっとわかりづらい場所なので、「鴨川自然王国」を目指して行く途中にあります。
(鴨川自然王国って棚田の近くだったのね、、、)
なぜここに来たかったって?はい、実は田舎暮らしを本格的に始動するため、鴨川は移住地候補でもあるのです。しかも海サイドよりも今度は里山サイドに住んでみたいなと。
で、ここ大山千枚田保存会は「棚田トラスト制度」というものがあり、お米作りを一年を通して習える、まあ「米作り塾」みたいなのがあって、まずはこういうところで地元の人と交流したいなと思っているのです。ちなみに畑仕事やったことありませんから。まあこういうところからボチボチとみなさんに教えて頂きながら始めるのがいいかなと。
棚田を見渡せる「棚田カフェ」なるものがあり、おにぎりセット(500円)が食べられます。お米はもちろん目の前の棚田で作られたもの。手作りのしみじみ野菜料理は美味しかったですよ〜。手前味噌のみそ汁も美味しかったあ!
いろいろな面白そうな活動が毎月のように開催されています。
鴨川暮らし?が少し見えて来たかな、、、。