続 ジビエ
大多喜町に再訪。いのしし肉リベンジゲットなるか!
前回、いのしし肉を購入しに大多喜町の道の駅に行くも、スライスした肉がなく、断念。
裏にある加工所まで行って、外にいたおじさんに食い下がる私。だってブロックよりもスライスのほうが使いやすいに決まってる。
「来週の火曜日に切るから、木曜日あたりにおいで〜」
はいはい、行きますとも。
大多喜町は筍も名産品。筍を食べさせる店もあるとのことで、食べログで調べてお昼は筍料理にしました。
店の名前はたけのこ庵。名前は高級料亭のようですが、国道沿いのドライブイン的な簡易な内装の店です。
おばあちゃんが作っておじいちゃんがホール担当。
いのししシチューなるものもありましたが、せっかく季節ものですからたけのこ定食をば。
20分ほどしてまず、お膳が運ばれてきます。みそ汁、筍煮、小鉢、そして手前にグラスに入った怪しい色のもの。一口飲んでみるとコーヒー牛乳。しかも甘々。まあ定食につくドリンクってところでしょうか。
店主にこれは何?って聞くと「カヘオレ」と(笑)。
時間差で天ぷらが運ばれます。筍と山菜の天ぷら。揚げたてのサクッサクです。
さてさて空の茶碗は何だろうと、まあ天ぷらから食べ始めていると時間差5分位で釜飯が到着しました。筍の釜飯。そんなにアツアツではないけど。。。
まあ観光値段の筍料理、一度食べたからいいやと店をあとにし、道の駅に。
ありました、ありました。加工所のおじさん、おっしゃったとおり!
スライスした冷凍の猪肉。肩ロース肉ともも肉、それぞれ300g入って1280円です。
肩ロースが脂身もほどよくついているので肩ロースを購入。
すき焼きにしていただきましたよ〜。
出汁に味噌と味醂をいれた濃いめの割り下で煮ます。
食べるときは生卵につけて。
黒いのは道の駅で買った原木しいたけね。
柔らか〜い!脂身もとろける〜!臭みまったくな〜い!
結論は、豚よりも牛よりも美味しい!!です。
今までのどこで食べた猪肉よりも美味しかったです。
ああ、もっと買えばよかった。また行くぞ、大多喜!
ジビエの町 大多喜町
夷隅(いすみ)郡大多喜(おおたき)町はジビエの町です。
大多喜にある道の駅目指してレッツゴー(←古っ)。
ひたすら山の中ののどかな山間部を走ります。
と、いきなり道の横を走る電車が現れました。「いすみ鉄道」ですね。
きっと一日の本数は少ないと思うので出逢えたのはラッキーかも。
「外房線大原駅から分岐して房総半島東側から内陸部に入り、上総中野駅で接続する小湊鉄道線とあわせて半島横断線を形成する。」(ウィキペディアより)とあります。
道路計画が整備されている房総も昔はこういう小さな鉄道は便利だったのでしょうね。
君津から約1時間で到着。大多喜の道の駅「たけゆらの里」。名産品は筍と猪肉だそうです。
そんなに大きくない道の駅ですが、平日も観光バスが到着して賑わっていました。
筍と猪肉を使った名物、筍肉まんとウリ坊、ウリ姫まん。実際のところ、猪はこんなに可愛くないです(苦笑)。
セルフの食堂でご飯。やっぱりせっかくですから、猪肉を頂きたい。
猪のメンチカツ、筍のコロッケ、筍の天ぷらの定食(880円)です。
まず、大多喜の米も美味しい!揚げ物はその場で揚げてくれるので10分程度時間がかかります。猪肉のメンチカツ、ちょっと恐る恐るでしたが、これが美味しい!!肉汁がじゅわーっと、最近食べたメンチの中でもヒットですね。
枇杷(びわ)も名産。デザートについていた枇杷ゼリーも美味しかった。
さて目的であるジビエ肉。
この道の駅の裏に加工所があるのです。君津の市役所で聞いた所、千葉にある数件の加工所の中でも大多喜は稼働していて食用肉も販売しているとか。
道の駅の中にも冷凍の猪肉が売っていたのですが、ブロックのみでスライスが品切れ。
裏の加工所前にいたおじさんに聞いて見ると「次は2日に解体するから、お店に並べるのは3日の午後だな。スライスも出すよ。」とフレンドリーなお答え。
加工所がしっかりしていると、加工の工程なども管理されているので美味しい肉が出せるのだなあと思いました。
しかし、メンチカツ美味しかったな。あれだけでも名産になるのに、直売所の中では見かけることはありませんでした。今度猪肉を入手したら、メンチカツ作ろっと。
鴨川の道の駅
鴨川 千枚棚田に近い道の駅に行ってきました。
物件探し、ボチボチと続いております。
鴨川市は移住支援を積極的に行っていて、移住支援センターなるものがあるので行ってきました。
先日行った大山千枚田の近く、長狭街道沿いにあります。
女性職員の方が一人、親切に応対してくださり、いろいろ資料も頂きました。
帰りがけに60代と見られるご夫婦が入って来られて「移住の相談ですが、、」と。
やはり中高年に移住は人気なのでしょうね。(職員の方も言っておられましたが、山間部は若い人の移住希望者は少なく、圧倒的にリタイヤされた方達ですねと)
お話を伺ったあと、そこから5分の道の駅「みんなみの里」に。
ここのランチがお気に入りなのです。季節の地元野菜を使ったお料理、デザートを広々とした田園風景を見ながら頂けます。
目の前の畑では、月に一度農業体験も行われているそうです。参加してみようかな。
菜の花の天ぷら蕎麦 800円。
天ぷらは地元長狭米の米粉で揚げてあります。米粉で揚げた天ぷらはカラッとサクッと。グルテンフリーの私達にはありがたい!
長狭米の焼きおにぎりと漬け物、デザート(豆腐チーズケーキのようなお味でした。かかっているソースはみたらし味。)
農家さんらしきおばあちゃん二人組みが注文していた金目鯛の定食 1000円。(写真はメニューの下に飾ってあったサンプルです)
大きな金目が一尾丸ごと!!
米粉100%のケーキ。グルテンフリーでケーキが食べられる幸せ〜。
ふわっふわのスポンジで美味しいです。いちごの季節だからね〜。
地元の農家さんから仕入れた野菜や果物を使って、豊富なメニューはどれも美味しいです!地元の農家さんたちも平日はランチを食べに来ています。
ジビエ
亀山湖で温泉入ってしし鍋食べてごろんと横になって。
君津の山に亀山湖という湖があります。
温泉宿がチラホラあるだけで静かな場所です。
唯一、亀山湖が人で溢れるのは夏の花火大会の時らしい。湖上で花火を上げるそうで、そのときは湖の回りに人が詰めかけるようです。
で、私が訪れたのは、平日。亀山湖ホテルでも日帰り入浴が出来るらしいのですが、温泉としし鍋が食べられるというので「嵯峨和」に。
入ると大広間に通されます。
「しし鍋はお時間かかりますので、それまで400円でお風呂に入れますよ」
と言われました。でもタオルも持っていなかったのでお風呂はやめてしし鍋だけに。
これがしし鍋。味噌仕立てです。猪肉も柔らかく、臭みはありませんでしたよ。
最後に卵をもらって、ごはんを少し残しておいておじやにしました。これもうまかった。あと君津はお米が美味しいです。どこのごはん屋さんでも地元の米がうまい。
君津、猪が獲れるのです。というか、猪が増えて農家さんの作物を荒らすので被害が相当だそうです。去年の猪の捕獲頭数は君津市だけで3000頭に及ぶそう。
こちらに来て始めて猪の現状を知り、ジビエ料理のこと、猟のこと、加工のこと、、、いろいろ知りたくて、話を聞いたり、ネットで調べたり。
実は君津にも猪の加工場があるのです。その名も「いのか」。
知人の料理人が猪肉を探していたので、いのかに問い合わせるも電話は出ないし、訪ねても誰もいないし。まだ本格的に活動はしていないようです。
市役所に行って猪について聞いてみました。
まず猪が罠にかかるとどうするのか。
ー 市に連絡して、猟友会の人が現場に行く。
ー その場で射止める。
そして命をいただくのですが、ここが肝心。
射殺してからすぐの処理で肉の臭みが大きく変わってきます。
以前、猟友会のWさんが見せてくれたのですが、農場の罠にかかった猪。その場で射殺し、頸動脈をナイフで切り、血抜きがしてありました。そしてその後農場でさばいたのです。
各地で農作物被害をもたらす、いのしし、鹿の行政での捕獲が始まっていますね。
捕獲した獣は捨てていたそうですが、ジビエ料理で食べられるのではないか、と食肉加工への取り組みが始まっています。
千葉にも鴨川、大多喜、そして住んでいる君津にも加工場が。
でも実際は稼働はまだまだ難しいそうです。猟の免許を取る若い人も増えているそう。今後の動向が注目される日本のジビエ市場なのです。
小糸川温泉
ちょっと温泉入って来る〜ってすんごい贅沢じゃない?
今日も「ちょっと温泉に」。車で10分の里山にぽつんとある小糸川温泉。わかりにくい場所ですが、「営業中」「とろろごはん」の旗がひらめいています。
旗がひらめく入り口の建物が温泉???いえ入り口にある建物はご自宅です。奥に入ると広い駐車場と建物があります。週末はツーリングのお客さんも多いですね。
金曜日〜月曜日の営業です。入浴料1000円。2時以降は500円になります。(営業は4時まで)
地元の人は2時以降に来る人が多いですね。常連さんも多いです。いろいろ地元の情報が常連さんから聞けます。
「ここのお湯は一番いいね。」と常連さんが言います。腰痛、リュウマチ、アトピーに効くそう。毎日のように来るおばあちゃん、「私、白髪がなくなったのよ。ここのお湯で頭洗うといいよ。真っ白だったのよ、それがほら!」って毎回ごま塩の頭を見せて話をしてくれます。私も白髪が多いので、毎回洗髪しています。どうかなあ〜。
お湯は茶色です。「茶水」とか「黒湯」とか言われていて、千葉は多いそうです。
ヨードを多く含むのが特徴のようで、「チェルノブイリの原発事故の時に、小糸の温泉をロシアに送った」と言う人もいます、、、。まあ、地元の古いお豆腐屋さんの店主がいうことだから本当かもしれないね。
黒くてお風呂の底が見えません。ぬるっとしています。ちょっと舐めて見るとしょっぱいです。
ここのお風呂に入ったあとはお肌しっとり、寝る時もぽっかぽか。先日など寒い夜中なのに、気がついたらお布団蹴飛ばしてました(汗)。
一番乗りで誰もいなかったので、写真をぱちり。
ときどき垢のような白いものが浮いていますが、温泉成分の「湯の花」ですよ〜。
ここの楽しみがもうひとつ、+300円で定食が食べられる事です。
但し、11時までに注文のこと。私はごはんが食べたいときは11時までに入って、ご飯を頼んだあと、お風呂に1時間ばかり入ります。出て来る12時頃にちょうどご飯が運ばれます。(時間も決まってはなく、ご店主が見計らって出されるようです)
これが美味しいのです!!自家製のお米は減農薬で育てたお米で、必要な分だけ精米して炊くそうです。野菜も自家製。メニューはその日の定食1点のみですが、季節の野菜づくしのおばあちゃんのお料理です。ごはんが美味しい!自家製味噌のみそ汁もいい味!漬け物がこれまた美味しい!
この日は大根づくしでしたね。
これだけのお料理が+300円で食べられるって魅力ですよねえ。
毎日来ているおじいちゃん、まずはご飯を食べてから、お風呂に入って、座敷で休憩して、ちょっとお昼寝して、またお風呂に入って、と。
ああ〜天国だよね。
突発性難聴になりました。
それなりに店は繁盛していたのだけれども、、、。
さてさて房総に来る前に経営していた5坪の弁当・惣菜店。
ほとんど誰にも告知していなかったのに、オープンの日は100人近い人が5坪ほどの店に押し掛けたのです。次から次と届く、開店祝いの花、小さい店内には置ききれず、外に置くほど。
店の中は人があふれ、行列が外にまで。レストランじゃないんですよ、弁当、惣菜屋なんです。あっと言う間に売り切れ。とにかくてんてこ舞いでした。というかビックリポン!!
なんで「本日開店」というとああも人が押し寄せるのでしょうか。別に開店セールとかやったわけでもないし、広告をうったワケでもないのに。あげくはTV取材の電話まで。
まあ大変な一日でした。というか、そこから戦争の始まりでした。
弁当、総菜屋は開店までに商品が出来上がっていないといけません。受注してから盛りつける、とかセルフで量り売りという方法もありだったのかもしれませんね。そういう話もありましたが、なかなか踏み切れず。
朝5時起きして5時半には店に入っていました。昼に主人と交代して一旦休憩に入るものの、夕方5時頃に店に戻って、翌日の仕込み、閉店7時まで。
ぐだぐだです。毎晩足がつりました。夜ご飯を食べている時にも両足がつるようになりました。
続かなかったのはまず、私の体力不足。やはり50歳になって弁当屋というのはきつかった。休みの日も仕入れに動かなくてはいけないし、お客さんが増えれば増えるほど一人ではできないのでパートさんを雇い、人件費がかかり、経営のマネジメントと身体の疲れとでアラームが出たのです。
ある日、左腕がしびれるようになり、その次には足、歩けない程の痛みが左足のつけねに走ったのです。しびれる左手で鍋も持てない始末。
そんなある朝、起きたときに片耳に違和感が。なんかこもったような、水が入ったような。でも聞こえるのです。「まっ、耳抜きのようにいつか抜けるか」と思ってました。
1ヶ月しても治らないので耳鼻咽喉科に。「突発性難聴」でした。検査すると聞こえない音域があります。「突発性難聴はね、すぐに医者にかかってステロイド剤を投与しないと治らないですよ。」と医者に言われ、いろいろ調べると確かに違和感を感じて1週間以内が勝負だと。「日常生活に支障のない音域ですから」と言われるだけ。
何も手だてがないまま2年を経過しました。これがとっても厄介です。
始終耳鳴りがします。天気が悪くなる前とかは特に。
雑踏にいくと耳鳴りがひどくなり、気持ち悪くなります。雑踏の中では人の声もこもって聞きづらくなるのです。
東京とか人ごみに出るのもいやになりました。
この突発性難聴になったときに、「ああ、このままではほんとうに取り返しのつかない病気になってしまう」と鬱状態にも。今思い起こせば。ほんと最悪の状態でした。
自分の健康が第一!すぱっとやめよう!と思ったのです。